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【つなぐ台東】第5回 ペイントワークショップ

REPORT   2019/09/18   NODD

つなぐ台東・たいとう第二福祉作業所のワークショップ。

今回も個人制作にチャレンジ。キャンバスとして今回はダンボールという選択をした。

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なんでダンボール?という利用者さんの声もあったが、基本的には皆さん紙の時と変わらずグイグイと描き進める。

さまざまな大きさ、凹凸。クラフト感のある色味と質感。

それを活かして描いてやろうという方はいない。むしろいなくてよい。

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キャンパスによって導かれた構図。

絵の具の塗り、かすれによって生まれたテクスチャーが良い雰囲気になるのではないか?というのは、こちらからの期待と策略に過ぎない。

前回全員が絵を描ききれた事を受け、今回テーマは与えず、フリーに描いてもらった。

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フリーという事で、自己の作品性に帰る方。

今までにない大胆な描き方をする方。それぞれが個性的に、自由に制作をする。

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BLOG195.jpg今回もお手伝いに来てくれた方々!

利用者の方々も来るのを心待ちにしているから、会話も楽しそうだね。

BLOG205.jpg今回の僕のお気に入り作品『胡瓜と茄子』。なんとミニマルなデザイン!

馴れてきたのだろう。馴染んできたのだろう。

ゆっくりとおだやかな時間が流れていくのを感じた。

 

そして今回も全員が最後まで描き切り、部屋に作品が並んだ。

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ここ福祉作業所は、障害のある方がきちっと仕事を行う場所。

そのための指導を受け、皆が真面目に日々がんばっている。

そのような毎日がゆえか、指示をもらえないと行動ができないという方もいた。

しかしこのワークショップの経験を経る事で、主体性や自己アピールというものが生まれているようだ。

そしてそれはまた仕事に向かう意欲や姿勢に反映される。

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人をのばす、能力を開花させる、魅力を引き出す。

これらはやはり多様な経験を経る事が大事なんだね。それは僕らもいっしょ。

 

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帰りに施設内に飾られている前回の作品たちを目にした。

これらが飾られ、目にする事で個人作品ができた事を、なによりも親御さん達が喜んでいてくれているようだ。

「子供の頃は描いていた絵が、またこうして見れるなんて嬉しい」

 

あたり前の事が当たり前でない世界。

NODDが生み出せてる影響は、僕たちが思っているよりも大きい。

 

11月3日の入谷公園にて開催の「みんなの広場まつり」。

これに向けてまた来月のワークショップもはげみましょう!

 

Photography & Written : 寺門 誠/ Makoto Terakado

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