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レポート

【つなぐ台東】第8回 アートワークショップ

  2020/02/06   NODD

先日開催された毎月恒例「つなぐ台東 第二福祉作業所」でのワークショップ。

さて何をするかとなった時、ちょうど節分の時期だったので各々鬼のお面を作っていただく事にした。

ここまで具体的なテーマを与えたのは始めてだ。

いつもはテーマを強要しない、自由製作が基本だ。

果たしてどんなものが生まれるだろうか。

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今回は仲西ラオパンも参加だ。皆といっしょに鬼のお面をつくる。

利用者の方々はワークショップの経験を重ねたからだろうか、元々絵が好きだった方も、そうでない方も製作の取り掛かりが早い。

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絵具で描く方、ペンで描く方、クレヨンで描く方。

混ぜこぜで描く方。それぞれが思いのまま製作する。

テーマを与えているかたといって、凡庸な同じ方向にはならない。

どの鬼も個性的だ。

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今回、第二福祉作業所に新しく入った方が参加した。

彼女にとっては初めてのワークショップだ。

「どうしたらいいの?何したらいいの」と最初は戸惑っていた。

しかし職員の方が「好きなように、楽しんでやってごらん」と導くと、没頭して絵を描き始めた。

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毛を貼り付け、はさみで切り取り、作品は完成していく。

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そして個性的な鬼がたくさん生まれた。

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鬼といえば色がこうで〜ツノがこうで〜、みたいな既成概念が全然なく、自分の思い思いの鬼を描いている。

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最後にそれぞれ自身の作品を発表してもらったのだが、真っ先に手を挙げたのは新人の女の子だった。

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自信をもって堂々と、嬉しそうに自分の作品を皆に伝える。

その後も皆が手を率先的に挙げて、発表をする。

 新幹線の連結が鬼の顔に。ツノはパンタグラフ。平成仮面ライダーのような発想だ。
 新幹線の連結が鬼の顔に。ツノはパンタグラフ。平成仮面ライダーのような発想だ。

 

通常、こういった発表の場では尻込みしたり恥ずかしがってしまうのが普通だろう。

しかし彼らは違う。

自分が一生懸命作ったお気に入りの力作を自慢したくてしょうがないのだ。

これが人の本当に素直な性分なのだろう。

僕たちは先生として行っているが、様々な事を彼らから教えられる。

この時間を大事にしていこう。

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Photography & Written : 寺門 誠/ Makoto Terakado

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